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卵管性不妊症について

卵管性不妊症について

最近の日本の問題としては、少子化問題が上げられます。この少子化という現象は、日本の未来が危ぶまれるほどになってきました。夫婦の家族計画で子供を作らないのは良いのですが、子供を授かろうと頑張っているにもかかわらず、なかなか授からない方も多くなってきたようです。

その不妊の原因としては、生活環境の変化、ホルモンバランスの乱れ、社会生活の変化など色々と上げられますが、特に多いのがホルモンバランスが乱れ、体のリズムが狂ってしまうことによる不妊症のようです。ここでは、卵管の働きと卵管性不妊を見てみたいと思います。


卵管の働きについて

卵管障害の説明の前に、まずは、排卵の仕組みについての説明です。まず、女性は排卵前になると卵管の中の粘液が増え、粘液の粘性が下がってきます。そうする事によって、精子が子宮の中へ、さらに奥の卵管へと入りやすくなり妊娠しやすい状態になります。

また、卵管とは、卵巣から子宮へと卵を運ぶ細い管のことをいい、子宮頚管とは子宮の入り口の部分にあり、膣と子宮をつなぐ管のことです。この部分に腫れや炎症ができてしまうと、卵子と精子の出会いが邪魔されてしまい、卵管性不妊の原因となってしまう場合があります


卵管性不妊について

性感染症について

卵管性不妊の主な原因は、卵管の閉鎖や卵管周囲の癒着などです。卵管が閉鎖していたり、卵管が細くなっているため、卵と精子が出会えない状態です。この原因としては、クラミジアや淋病などの性感染症が考えられます。

特にクラミジアは、子宮頸管や卵管などでも炎症を起こしてしまうため、細い卵管などはすぐに詰まって卵管性不妊となる場合があります。


◆ クラミジアによる卵管内障害

クラミジアによる感染が卵管にまで及ぶと、卵管の上皮細胞が傷ついてしまいます。そうなってしまうと、卵管の上皮細胞である線毛細胞が傷ついてしまい、受精卵の輸送が妨げられてしまいます。

◆ クラミジアによる卵管外障害

卵管から、さらに炎症が広がって腹腔内にまで達してしまい、卵管の周囲にまで炎症が広がると、癒着が起こってしまいます。これが悪化してしまうと、卵管の運動が阻害されてしまい、卵の輸送が難しくなってしまいます。

◆ 卵管の癒着による不妊

卵管に粘液栓ができている。または、性感染症などにより、卵管の通りが悪くなっている状態です。卵管性不妊の中では、この卵管の通りが悪くなる障害が多く見受けられるようです。

◆ 卵管閉鎖

これは卵管が完全に塞がっている状態のことを言います。本来、卵管は2本ありますので、どちらか1本だけでも通っていれば自然妊娠できる可能性は十分にありますが、もし、2本とも卵管が閉鎖してしまっている場合、自然妊娠するのはかなり難しくなってきます。


卵管障害の不妊検査について

卵管を確認するための検査としては、子宮卵管造影検査や通水・通気検査などがあります。これらの検査は、造影剤などを卵管に流し込みますので、卵管のつまり具合などに良い影響を与えてくれます。


◆ 子宮卵管造影検査について

この子宮卵管造影検査とは、まず、カテーテルを挿入して子宮内に造影剤を流し込み、X線で撮影します。その造影剤の流れ方で卵管の詰まり具合を確認するものです。ただ、造影剤が卵管を通るときには多少の痛みが生じることが多いようです。

また、造影剤を卵管に流し込むことによって一時的にですが、卵管が広がったり卵管内の粘液が除去される場合があります。そうしますと、卵管の通り具合が良くなりますので、卵管のつまり具合が軽い場合などはこの検査だけで治ってしまい、検査後にめでたく妊娠される方もいらっしゃいます。


◆ 通水・通気検査について

この検査は、X線などの設備のない病院で、卵管の通過性を確認する場合に行なわれます。検査方法としては、こちらもカテーテルを挿入して子宮内に水や炭酸ガスを送り込み、卵管が詰まっていないかを確認します。ただ子宮卵管造影検査よりも、検査精度は若干低くなります。また、この検査方法についても、水や炭酸ガスを流し込むことによって卵管の通りが良くなる場合がりますので、卵管のつまり具合が軽い場合などは治ってしまう場合があります。


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