子宮内膜症について
女性は月経の始まる10代頃から、40〜50歳までの閉経するまで生理がおこるのですが、これは女性だけに授けられた 子供を産む と言う準備のために起こる体の反応です。ただ、この子供を授かるという複雑なメカニズムは難解でもあり、未だに分かっていないこともあるのが現状です。
その中でも、多くの方がお悩みなのが子宮内膜症です。この子宮内膜症についてですが、普通ですと、子宮内膜組織は月経とともに体外に排出されるのですが、それが何らかの原因で他の器官に移ってしまい、月経周期にあわせて出血してしまうのが子宮内膜症です。
子宮内膜症の症状が悪化してしまうと、卵巣から子宮への通路がふさがれ、不妊になってしまう場合があります。また、不妊でお悩みの20〜30%の女性に、子宮内膜症が見受けられます。
子宮内膜症の症状
子宮内膜症とは、子宮の内側にあるべき子宮内膜の組織が他の器官に移り増殖してしまう病気です。この子宮内膜にある内膜組織は、卵管、卵巣、腹腔内など、いたるところに飛び火しますが、骨盤の中に納まっている臓器が多いです。また、この飛び火した状態を子宮内膜症といいます。
通常であれば、女性ホルモンの働きにより増殖・出血・剥離が起こり、それが4週毎に血液に混じって膣から月経 (生理) として排出されるのですが、その排出されるはずの内膜が他の部分に移って増殖してしまうと、次の生理サイクルでの増殖・出血・剥離が子宮内ではない場所でも起こってしまいます。
また、子宮内膜症になったからといっても絶対に妊娠できないわけではないのですが、放置すると悪化する一方なので不妊の原因になる可能性があります。
子宮内膜症の治療について
子宮内膜症の病院での検査方法としては、超音波検査や血液検査、CTなどがあり、その治療方法としてはホルモン療法などがあります。また、病巣を手術で取ることもできるのですがですが、とても再発しやすい病気です。
◆ 薬物療法
子宮内膜症は月経のたびに悪化していく可能性があるので、薬物療法としては生理をとめて月経のない状態にして、その間に炎症を鎮めたり、逆流した血液が体に吸収されるのを待ちます。このような薬物療法には 「擬妊娠療法」 や 「擬閉経療法」 などがあります。
◆ 手術療法
手術療法の特徴としては、患部を直接見れるという利点があるのですが、入院が必要となったり術創が出来てしまうなどの不利な点もあります。また、開腹せずに腹腔鏡で行う手術の場合は入院期間も短く傷跡もあまり目立ちませんが、症状が進行している場合には腹腔鏡手術では治療できないこともあります。
不妊の原因にもなる、チョコレート嚢腫
子宮内膜症が卵巣内部にできてしまい、中に古い血液が溜まった状態です。子宮内膜が卵巣で出血を繰り返し、そして、ドロドロとした古い血液が溜まってしまい卵巣が腫れてしまう病気です。
初めのうちは、あまり自覚症状は無いのですが、これが「握りこぶし」くらいの大きさにまでなってしまうと痛みや腹部膨満感など自覚症状がでてきます。また、このような嚢腫は幅広い年齢層にみられます。
まずは、病院で子宮内膜症の検査を
最近では医療技術もかなり進歩しており、検査方法も様々な種類があります。たとえば、ホルモンの異常などは血液検査、卵管の異常については卵管造影、子宮内膜症については、超音波による検査やCTなどがあります。しかし、医療の進んだ現在でも、着床のメカニズムなどは未だに解明できておりません。
また、話は変わりますが、病院での不妊治療の方法としては、まず、排卵のチェックや卵管造影などの検査で不妊の原因を見つけて治療を開始します。簡単なものではタイミング法などがあり、性交のタイミングを合わせることから始まって、次に排卵誘発剤などを使用し、それでも妊娠できない場合には体外受精などの方法をとることになります。
病院により治療方針がございますので、参考程度にご覧下さい
◆ 女性不妊症の関連メニュー
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